文化的遺伝子と僕

人生で出会った文化的遺伝子(ミーム)について、思ったことを書いていきます。

映画

【首】

気が付いたら一ヶ月が経っていた。 公開してすぐに見に行ったはずなのに、そして最速でブログに書こうと思っていたのに、パンフレット買ったのに、それだけ楽しみにしていたのに。 いつのまにか、一ヶ月が過ぎていた。 僕たちの人生は、結局のところ、そのよ…

【君たちはどう生きるか】

僕はジブラーではないので、細かい描写の考察や、ストーリーの考察なんかはいたしません。そういうのは、そういうのを仕事にしている人たちがお金をもらってやればいいわけで、別に自分の白痴さを電波にのせて発信したいとは微塵も思いません。 映画館に行く…

【PERFECT BLUE】これは最高の青春活劇です【一周目】

こんにちは、自称、今原理主義者です(現実主義者ではありませんよ)。 きましたきました(大興奮)! 今敏監督映像作品の記念すべき第一作目「PERFECT BLUE」ですよ~~! 今回は「一周目」です。→ は? つまり、「どうせ何回も見るんだから、きっと考察も…

【奇跡】

『万引き家族』、『そして父になる』と是枝監督の作品を見てきました。 是枝監督の作品はどれも、素朴で、質素で、生活感溢れる日本の風景を映し出すのが本当に上手いなぁ、と同時にドキュメンタリーのようなホームドラマの中に潜む人間関係の影や闇を描き出…

【ジョン・ウィック】

当て書きだ! お世辞にもキアヌ・リーブスのようなナチュラルマスクには残酷非道かつ冷酷無比な殺し屋は不釣り合いだ。 少なくともみる前はそう思っていました(そして上映開始後もしばらくそう思っていました)。 その偏見がひっくり返ったのは、この映画の…

【異端の鳥】

第76回ヴェネツィア国際映画祭において、『JOKER』と並んで問題作と言われた本作は、僕が初めて体験したホロコースト映画だった。しかし――。 ホロコースト映画ではなかった。 いや、実を言えば確かにホロコースト映画でした。正確な時代背景や舞台となった国…